知っておきたい社会保障制度

ページを印刷

相談先について

この内容は2019年12月時点のものです。

支援制度に関する相談先

医療機関

病院には、医師や看護師のほかにも、患者さんやご家族をサポートする専門職がいます。なかでも医療ソーシャルワーカーは、社会保障制度に関する専門知識をもち、療養中の患者さんやご家族の社会的・経済的・心理的問題に対応できるので、困ったことがあれば気軽に相談してください。
そのほかにも遺伝カウンセラーや臨床心理士、栄養士、理学療法士、作業療法士等に相談することができます。
その医療機関で受診していなくても、紹介状なしで相談できる場合もあります。ただし、保険適用外となる場合がありますので、利用を希望する場合は、事前に問い合わせるとよいでしょう。

市区町村の役所窓口

市区町村の福祉課では、医療費助成制度や、さまざまな社会保障制度の相談や申請を受け付けています。なお、地域によって担当課の名称が異なっていたり、保健所が窓口になっている制度もありますので、役所で「難病患者への医療費助成制度について知りたい」 「難病の子どもへの医療費助成制度について知りたい」など、目的を伝え、担当の窓口を確認するとよいでしょう。

保健所

保健所は、多くの市区町村で「特定疾患治療研究事業制度」 「小児慢性特定疾病医療費助成制度」の手続きの窓口となっています。また、在宅療養に関する支援業務も行っています。難病患者さんや障害者の方への保健・福祉サービスに関する専門知識をもった保健師に相談できます。

※詳しくは全国保健所長会「保健所一覧」をご参照ください。

生活に関する相談先

福祉事務所

障害者福祉全般に関すること、生活に困った場合の相談(生活保護を含む)、また保育園の入園など子どもに関することや、母子世帯に関する支援も行っています。自治体によっては福祉事務所ではなく、他の課で担当している業務もあります。

※詳しくは厚生労働省 「福祉事務所一覧」をご参照ください。

保育園・幼稚園・学校

保育園や幼稚園、学校への入園、入学にあたっては、入園・入学前に各施設の先生方と直接相談し、サポート体制を作ることが役立ちます。入園・入学後も先生との日常的な情報交換が大切です。さらに心の専門家であるスクールカウンセラー(臨床心理士など)や、心身の発達に関する専門知識をもつ養護教諭(保健師など)に相談することも役に立つでしょう。また、入園や入学に関することは、各保育園・幼稚園、学校に直接相談するほか、市区町村や教育委員会にも相談窓口が設けられています。

都道府県 難病相談・支援センター

地域で生活する難病患者さんの日常生活における相談・支援、地域交流活動の促進などを行う拠点として、患者さんの療養を支援しています。保健師などの資格を持つ難病相談・支援員やピア相談員(患者さんとご家族)による相談を受けることができたり、専門医等による相談会や講演会が開催されたりします。そのほか、療養や患者会に関する情報などを発信しています。

※詳しくは難病情報センター 「都道府県難病相談・支援センター一覧」をご参照ください。

患者会

患者会では、同じ病気を持つ患者さんやご家族の方に出会い、情報交換や悩みを相談することで、病気についての理解が深まったり心の支えを得ることができます。
ライソゾーム病では患者さんやご家族によって、いくつかの患者会が作られています。

※詳しくはライソライフ患者会について調べるをご参照ください。

戻る 次へ