下記のような症状がある場合は、医師にご相談ください。 |
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・お腹がふくれてきた ・貧血になりやすい ・出血したときに血が止まりにくい ・歩きにくく、転びやすい ・骨折しやすく、骨が痛い ・けいれんを起こしやすい |
図1 ゴーシェ病の主な症状
症状の現れ方 | 具体的な症状 |
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お腹がふくれてきた (肝臓・脾臓が大きくなる) |
・肝臓や脾臓が腫れて、見た目でも分かるくらいにお腹が大きくなります。 |
出血しやすい・血が止まりにくい | ・血小板が少なくなるため出血しやすく、いったん出血すると止まりにくくなります。 |
貧血 | ・ヘマトリック値(血液中の赤血球の割合)が減少し、顔色が悪くなったり、立ちくらみが起きたりします。 |
骨折しやすい | ・骨量(骨のミネラル量)が少なくなるため骨が弱くなり、骨折しやすくなります。 |
骨の変形 | ・骨がもろくなるため、膝の上下の骨が変形しやすくなります。歩くことが困難になる場合もあります。特に力が加わりやすい股関節にダメージを受けやすく、大腿骨頭壊死症<だいたいこっとうえししょう>を起こしやすくなります。 |
成長の遅れ | ・骨格が急速に成長する時期の子どもは、骨折や変形が起きやすく、成長が遅れることがあります。 |
骨の痛み | ・骨髄の血流が悪くなり、激しい骨の痛みが生じます。 |
けいれん | ・けいれん(動かそうと思っていないのに、筋肉が激しく収縮する発作)が起きることがあります。 |
斜視 | ・左右の目の視線が一致しないなどの症状がみられます。 |
口を開けにくい (嚥下障害<えんげしょうがい>) |
・口を開けるのが難しくなり、食べ物や飲み物の飲み込みが悪くなったり、呼吸しにくくなったりします。 |
呼吸障害・喘鳴<ぜんめい> | ・風邪をひいていないのに、普段から喘鳴があり、突然の無呼吸やチアノーゼを伴う喉のけいれんが起こることもあります。 |